#194 キリのよさ
ある時友人と話していてふと、仕事、テック、最近読んだ本、最近作ったもの、最近みた展示、その辺り以外のネタを自分の中から引っ張り出そうとして、非常に苦労した。ないことはないのだろうが、困難で、ただでさえ忘れっぽいので、まあつまりほぼ自分の中の記憶にほぼ存在しない状態である。これはもうないも同然だ。良くない。
同様にこのテキストも、何も縛りなく適当なことを書いているようでいて、非常にいろいろな縛りを自分で無意識的にも意識的にも設けていることに気づく。どうにも何も書くことがないと思いつつ、いっぱいあるはずなのだ。本当は。何もせず暮らしているわけではないからね。いや、意識的に設けているのに「気づく」というのはおかしい。おかしいのだけれども、意図して設けているはずなのに、気づいていなかった。というか、事実はわかっていたが、別のところに接続されていることに気付いていなかったということだろうか。
まず推敲しないこと。余程酷いもの以外は修正しないこと。仕事について書かないこと。時事ネタについて書かないこと。最近読んだ本について書かないこと。最近みた映画について書かないこと。最近食べたものについて書かないこと。さらに様々な規範意識やリスクヘッジが重なった結果としてのものになっている。それらのねたは出しやすい。ある意味で反射的なものだ。けれども、それらを避けることで、99%は薄味が混ざりすぎて薄いのになんの味かわからないようなものになりつつ、ごくたまに、反射的ではない何かが見つかったらいいなと思ったりする。
あと人間はキリの良さに無駄に囚われる傾向がある。と思う。いや僕だけかもしれない。キリの良さに必要以上に拘ってはいけない。時間の無駄だ。と言いつつ、100を一つの単位として考えていて、もうすぐ2買い目の区切りの200なので、そこまではなんとか、そろそろ意味ないな〜と思っているけれども、違うことに時間を使い始めることにしようかと思っているけれども、まあもう少しそこまではやろう。
今日はキーボードで入力した